病んでいるのか?

東川口のfeb(美容院)に行く途中の武蔵野線。祝日ではあるけれど、立っている乗客はいないくらい静かな車内で、僕は気分良く文庫本を読んでいました。僕の右隣に座っている60歳位のおじさんは、スポーツ新聞の競輪欄を開いて熱心に予想をしていました。しばらくするとそのおじさんは予想が終わったのか、ブツブツと独り言を言い出しました。
「大体よう、・・・(よく聞き取れない)。全く。」
学生さんが隣でしゃべっていても全然気にならないのですが、音量的には大したことなくても独り言って結構気が散るもんで、僕は本を読めなくなってしまいました。我慢の限界に達しそうになった頃、そのおじさんは電車を降りていきました。そしてまた暫く読書に没頭していると、今度は左隣の中年の男性が一人で何かをつぶやいています。よく聴いてみるとそれは歌ではないのだけど、節があり、お経をゆっくりと読んでいる感じに似ています。表情を見ると恍惚な表情をしており、周りの乗客は気味悪がって席を移動していきました。世の中病んでる人増えてるんですかねぇ。