エニイ・ギブン・サンデー

帰ってきてテレビをつけたら、懐かしい映画がやっていた。アル・パチーノ主演のアメリカンフットボールの映画。アメフトって、試合前やハーフタイムにヘッドコーチがアドレナリンを分泌させるようなアツイ話をして、選手たちが半狂乱になってグラウンドに出て行くイメージがあるんだけど、この映画もまさにそこが見所。アル中のヘッドコーチ役のアル・パチーノが、バラバラのチームを鼓舞する場面は男なら血が滾ってくるはず。同じ目標に向かう仲間たちのためならどんな犠牲も厭わない。泣ける。

一方でこの映画、老いが象徴的なテーマになっていますね。引退間際のクオーターバック、父の背中を追いかけるがあまり生き急いで若さを失う女オーナー、以前の栄光にすがる(?)ヘッドコーチ。そこらへんの結論めいたものは一切描かれていないんだけれど、見終わって感じるのは老いたアル・パチーノも愛しいなぁって気持ち。うまく書けないな。

ともかくオススメ。一度は見るべし。

エニイ ギブン サンデー [DVD]

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