竜の柩

5日間かけてようやく読み終わった。ま、半年以上かけて読み終わっていない東京タワーよりはましか。(今日借主からそろそろ返してくださいと催促されちゃった。テヘ)
高橋克彦さんの小説は始めて読んだけど、小説自体の出来はともかく、よく勉強して書いているなぁという印象を受ける。この作品は、「神=宇宙人」「ピラミッド(飛龍眠土)=ロケットの墜落地点」「因幡の白兎=宇宙人」「青森=古代には高度な文明が存在」などなど、実在する学説を上手く小説に仕立て上げている。どうしても説明が多くなるので、やたら歴史に詳しいタクシードライバーが登場してしまったりとやや強引なところもあるが、歴史好きの僕には結構たまらない作品だった。特に考古学好きの方にはオススメ。

竜の柩(1) (講談社文庫)

竜の柩(1) (講談社文庫)