いいんだよ、興行なんだから

まったく調子の出ないわが中日ドラゴンズ。球場に足を運んでもストレスのたまる試合ばかり。今年はもう球場に行くつもりはなかったのですが、同じく中日ファンのK課長に誘われ、京セラドームに清原を見に行くことにしました。
昨日読んだ東スポの記事によれば、大石監督は負け試合では清原を出さないと公言しており、僕らが清原を見るには、前提としてオリックスがリードしたまま終盤をむかえなければならないことになります。オリックスファンでも日ハムファンでもない僕らですが、球場に着くなり全力でオリックスを応援することになりました。その甲斐あってか、序盤にオリックスが6点のリードを奪い、これはもうビール飲みながらゆっくりと清原の出番を待つのみです。
途中、K課長が持参した双眼鏡で清原の動きを事細かにチェック(実はこのためにわざわざ3塁ベンチ上の席を確保)。
「課長、清原の顔は異常にでかいですね。」
「課長、清原の顔は異様に黒いですね。」
「課長、清原は先週のだんじり祭りには参加したんですかね。」
「課長、清原は隣の広報らしき人としゃべってばっかりですね。」
「か、課長、清原が見当たりません。ひょ、ひょっとしてウォームアップでは・・・!」
「何、ほ、ホントだ。いよいよだな。」
と、試合展開を無視して清原観戦にいそしむ二人。楽しかった!
そして8回裏。いよいよその時がやってきました。球場はとんぼの大合唱。♪おーおーおーおーおおー おおおおっおー♪
ん?ちょっと長くないか?あれ?もうすぐBメロだよ。そう。なぜか清原の打席だけ他の選手とは比べ物にならない位長い時間曲が流れたのです。僕の記憶が確かなら、「逃れられない闇の中で今日も・・・」位まで流れてました。これはルール違反?いや、いいんですよ、これで。とんぼを歌うお客さんの顔は皆笑顔。興行なんだからこれくらいの違反には目をつぶらないと。
しかし、結構いい球団だし、いい球場じゃない。中日がCS行けなかったら応援してあげよう。

※写真はUFOみたいな京セラドームの天井です。